TCM
Succeed in personal life
質問です。
AとB、2つのウェイトについて、
あなたの現状と理想をお答えください。
A:仕事>私生活
B:仕事<私生活
・・・答えは出ましたか?
多くの教師にとって、仕事と私生活のウェイトは、「仕事」が過重になっていると思います。
朝から晩まで校務に取り組む。職場で終わらなければ、持ち帰り仕事。
私自身、そういった生活を20年くらい続けていました。
でも、仕事って終わりがありません。特に学校教
育のように、「利益」を視覚化できないような職
種であれば、なおさらです。
教師は際限なく仕事をし続けなければなりません。
私は45歳の時
「・・・何かがおかしい」と感じました。
ずっと同じペースで定年まで走り続けていたら、自分自身の人生の課題を棚上げにしたまま、死というゴールを迎えることになると思ったからです。
私は考え方と生き方を変えました。
車の両輪
仕事と私生活は「車の両輪」です。
片方が脱輪してしまったら、必ず事故に遭います。
仮に仕事が順調だったとしても、私生活で大きな問題を抱えていたら、いつか仕事にしわ寄せが来ます。
片方の成功は、もう片方の失敗を補うことはできません。
私生活が充溢していれば、最悪の場合、教師を辞めたとしてもやっていけるでしょう。
仕事は人生と切り離して考えることができますが、家族はそうはいかないからです。
あなたが毎日、笑顔で子どもたちの前に立ちたいと考えているなら、まず私生活をあなたにとって満足のいくものにしてください。
では、「私生活で成功する」とは、どういうことを指しているんでしょうか?
私が考える
「私生活の成功」とは、次の3点です。
①家族との時間を過ごす
②家族と価値観を共有する
③家族を応援する
①家族との時間を過ごす
「気持ちが通じ合えていれば、離れている時間が長くてもいい」と考えたくなりますが、物理的な時間のシェアは必要です。
誰にでも、「人生における大切な決定」を下さなければならないときがやってきます。
ですが、すべての大切な決定は、普段なにげなく交わしている会話の延長線上にあるものです。
日常的に時間を共有しない家族間でライフイベントに関する決定を行うことは困難ですし、エネルギーが必要です。
だったら、まず考えるべきことは、家族とともに過ごす時間をとること。その時間を少しずつ長くしていくことです。
②家族と価値観を共有する
家族で時間共有できたら、次は「価値観の共有」にチャレンジしましょう。
価値観の共有とは「同じ方向を見つめること」を意味しています。
恋人同士は互いに見つめ合いますが、深いつながりを感じられるパートナー同士は、並んで座り、同じ方向を見つめます。
将来に向けたビジョンが共有されると、家族の結びつきが強化されますよね。
対立したり、脚を引っ張り合ったりすることが減り、同じゴールに向けて協力し、励まし合うことができるようになるからです。
③家族を応援する
あなたが「いい人生を送りたい」と願うなら、あなたの大切な人たちを幸せにすることが、最短距離です。
私は今まで、仕事にかまけて、家族との時間や関わりを大切にしてきませんでした。
失われた時間は戻らないし、失った信用を取り戻すには想像以上の努力と時間が必要です。しかも、私が仕事に懸命になればなるほど、周囲が見えなくなってきました。
これはとても大切なことですが、私にとって大切なゴールがあるのと同様に、家族ひとりひとりにとっても成し遂げたい夢があるんです。
自分のこと以上に、家族の喜ぶ顔を見てみたい。
家族相互が順番に応援し合って個々の夢の実現を間近で見ること。とても幸せなことだと思います。
最初の質問に
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もう一度、質問します。
AとB、2つのウェイトについて、
あなたの現状と理想をお答えください。
A:仕事>私生活
B:仕事<私生活
プランCを目指せ
確かに、現在の私は「仕事<私生活」のような日々を送っています。
勤務時間内は仕事に集中し、毎日定時に退勤し、常に家族と一緒の時間を過ごしています。
ですが、それ自体は大切なことではありません。私の目指すのは、プランCです。
プランCとは
仕事=私生活
仕事=私生活。両者が一体になり、相互に良い影響を与えあう状態が理想です。
なぜか?
仕事と私生活は「車の両輪」だからです。
ティーチャーズキャリアマネジメント協会では、仕事と私生活のインクルージョンを実現するための考え方を示します。